私たちが向かうべき未来 / ASAKOミライ対談
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株式会社ワントゥーテン 代表取締役CEO
澤邊芳明
(さわべよしあき)
1973年東京生まれ。京都工芸繊維大学入学後、18歳の時にバイク事故に遭い、手足が一切動かない状態となる。復学後、24歳で創業。XRとAIに強みを持ち、総勢約130名からなる近未来クリエイティブカンパニー1→10(ワントゥーテン)を率いる。東京五輪では、組織委員会アドバイザーを務め、メダルデザイン審査員や複数のスローガン作成を行った。歌舞伎座史上初の完全完売となった市川海老蔵のイマーシブプロジェクションマッピング演出、ボリュメトリックビデオ技術を活用した世界初バーチャル歌舞伎のLIVE配信、世界遺産・元離宮二条城でのAIを組み合わせた巨大ランドプロジェクション、「2020年ドバイ国際博覧会」バーチャル日本館などのデジタルシフト施策、人型ロボットPepperの言語エンジン開発、ソードアート・オンラインやドラゴンクエストといった人気IPのVRコンテンツ開発など、数々の先進的なプロジェクトを成功させる。自身の体験から、現実と仮想空間を横断し、あらゆる人々が自由に知性を拡張できる未来の実現を目指す。
役職
- ・大阪関西万博 TEAM EXPO 2025スタートアップ ブーストプロジェクト プロジェクトリーダー
- ・一般社団法人Metaverse Japan/アドバイザー
- ・一般社団法人日本ボッチャ協会 /代表理事
- ・公益財団法人日本財団パラスポーツサポートセンター/顧問
- ・公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会/アドバイザー
- ・東京2020大会入賞メダルデザインコンペティション審査会メンバー
この座談会(実は対談ではなく座談会になります)は、「人を幸せにするテクノロジーと広告とは?」をテーマで実施します。これは、テクノロジーも広告も「人を幸せにする」というゴールは同じだよね、という思いが私にあったりするからです。
けれど、広告業界内では、テクノロジーに対して少しだけネガな印象を持つ人もいるかもですよね。それは、生成AIの登場によって、聖域でもあったクリエイティブ領域にまで、テクノロジーが食い込んできたのも、一つの要因なのかなと思っています。なので、「テクノロジーって、おもしろっ!」「広告ってイケてる!」「どっちも人を豊かにするよね」そういった読後感を与えられるコンテンツにしたいなと考えています。
そこで、テクノロジーと広告の融合で「それって、おもしろい!」を、数多く社会に実装してきた1→10の澤邊さんをゲストにお願いしました。色々と素晴らしいお話が聞けそうですし、また私たちの考えていることに対して、どう反応してくれるのかが、すでに、もはや楽しみです。
みなさんもぜひ、楽しんで読んでいただければと思います。どうぞよろしくお願いします。
福島裕介
クリエイティブディレクターディレクター/コピーライター
多田 琢
(ただ たく)
TUGBOAT/クリエイティブディレクター、CMプランナー。
クリエイター・オブ・ザ・イヤー、TCCグランプリ、ADC賞、ACCグランプリなど国内外の受賞多数。ダイワハウス「ダイワマン2」、「かぞくの群像」、ペプシ 「MOMOTARO」、サッポロ黒ラベル「大人エレベーター」、YMfg「企業」などのCM。『新しい地図』のブランディング。映画「SURVIVE STYLE5」の原案・脚本を担当。
僕は多田琢さんのCMの大ファンでした。
高校生だった頃にサントリー「BOSSセブン」を見てかっこいいと思い、20代前半でコピーライターになってからも、docomo2.0「さて、そろそろ反撃してもいいですか」やロト7「お前の夢は金で買えるのか?」を見て、広告の仕事に夢や希望を抱きました。小説を読むことや創作することが好きだった僕は、自分がつくるストーリーや言葉で広告をつくり、人を幸せにできると信じていました。いつか、自分も面白いCMをつくりたい、素敵なコピーを書きたい、と思いながら、徹夜してチラシや販促ツールをつくっていたことを思い出します。
CMやブランディングというようなテーマに携われるようになったのは30歳を過ぎてからです。人間や社会について自分の意見を持ち、多くの人とディスカッションすることで、いくつかの納得できるCMや提案もできました。また、クライアントワークやマーケティング、データドリブンの中で自分の仕事の意義を見失い、迷子になる日もありました。40代になった今、自分が未来に何ができるのか。今回の対談は、広告を始めた頃のような気持ちで臨めればと思います。
武田真介
クリエイティブディレクター/コピーライター
石山アンジュ
(いしやまあんじゅ)
- 一般社団法人シェアリングエコノミー協会 代表理事
- 一般社団法人Public Meets Innovation 代表理事
1989年生まれ。「シェア(共有)」の概念に親しみながら育つ。シェアリングエコノミーを通じた新しいライフスタイルを提案する活動を行うほか、政府と民間のパイプ役として規制緩和や政策推進にも従事。2018年10月ミレニアル世代のシンクタンク一般社団法人Public Meets Innovationを設立。 新しい家族の形「拡張家族」を掲げるコミュニティ拡張家族Cift 家族代表。世界経済フォーラム Global Future Council Japan メンバー。USEN-NEXT HOLDINGS 社外取締役。ほかに「羽鳥慎一モーニングショー」木曜レギュラー、「真相報道バンキシャ!」「アサデス。」「ドデスカ!」にコメンテーターとして定期出演。2012年国際基督教大学(ICU)卒。新卒で(株)リクルート入社、その後(株)クラウドワークス経営企画室を経て現職。デジタル庁シェアリングエコノミー伝道師。大分と東京の二拠点生活。著書に「シェアライフ-新しい社会の新しい生き方-」、新著に「多拠点ライフ-分散する生き方-」Forbes JAPAN「日本のルールメイカー30人」に選出。米づくり3年目、特技は大人数料理を作ること。
大量消費の時代からシェアする社会へ。
世界的なサステナブル潮流。日本も高度成長期に確立された大量生産、大量消費の様相から、コロナの混乱を経ることで、人とのコミュニケーションの在り方を再度考えるようになり、そして急速に発達したデジタルを媒介することで、サブスク、ウーバー、シェアオフィスなど新しい形でのコミュニケーションを求めるようになった。タイムパフォーマンスの重視やシェアリングエコノミーの考えはまさに社会を大きく変えており、当然、広告という形自体の中でも消費者や利用者に訴えかけるマインドも変わり、広告に登場するクライアントの役柄もここ数年で激変している。
今回、大正・昭和・平成・令和と激動の100年を生き抜いた朝日広告社がさらにこの社会変革の激しい時代をどう乗り切っていくことができるのか、世界的なサステナブル潮流に飲み込まれて埋没せず更に100年生きていくことができるのか。
シェアリングエコノミーの観点から石山アンジュさんと対談していきたいと思います。
土屋信太郎
総務部部長
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