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2024.09.05
【アシラボ通信 vol.2】 アクティブシニアのリアル 生活編
アクティブシニアの方のリアルな趣味趣向、生活感、金銭感覚を紹介するアシラボ通信。
第2回目は、シニアの生活感についてご紹介します。
私たちが思い描くような、早寝早起き、一汁三菜の食事、孫思い…というシニアは、今回のアンケートでは非常に少ない結果に。それでは、リアルなシニアはどんな暮らしをしているのかをみていきましょう。
健康に気を使いつつラクして暮らすのが今どきシニア
アシラボが「健康のために気を付けるのは、運動と食事どちらですか?」と100名に聞いたところ、78%の方が食事、残りの22%の方が運動であることがわかりました。
では、実際にシニアはどんな食生活を送っているのか聞いてみると…
「お肉は毎日食べるし、飲みたいときにお酒も飲みます。“食べたいものを食べられる”。今がいちばん幸せ!」(81歳・女性)
「野菜の値段が高くなる時期は友達と一緒にサラダバーのあるファミレスに行って、おしゃべりしながら野菜をいっぱい食べるようにしています」(80歳・女性)
「おいしく食べ、ラクに生活したいので、インスタント食品も冷凍食品も食事に取り入れていますよ」(74歳・女性)
というように、楽しみながら工夫し、節約しているのがシニアの食生活です。
さらに「孫からすごいよく食べると言われました。おばあちゃんなのにすごいよく食べるって…」(73歳・女性)「毎食、何を食べようか楽しみで、ついつい食べすぎちゃうわね」(80歳・女性)というコメントも。年を重ねると少食になると思われていますが、リアルなシニアは食べることに大変興味を持っている方が多数いることがわかりました。
体力低下防止のためにシニアがやっていることとは?
次にシニアがどんな運動をしているのかご紹介します。
「自分の健康管理のためにスマホに歩数計アプリを入れて、毎日歩いた距離を管理しています」(81歳・男性)
「ジョギングを始めたので『みんチャレ』というアプリを入れて、3日坊主にならないようにしています」(79歳・女性)
「体力低下防止のために、毎日、公園のブランコに乗り100回揺れています」(80歳・男性)
多くのシニアは体力低下を防ぐために、毎日、何かしらの運動をしている様子。ウォーキングやジョギングのほかにも独自の運動を行い、身のまわりにあるもので体力づくりをしていることがわかります。
さらに認知機能低下防止のために、「囲碁、将棋、カードゲームのアプリを毎日やっています。脳活にもなるしいいね」(83歳・男性)とアプリを工夫して使っているシニアや、「年寄りはボケていて忘れっぽいと思われがちなので、記憶力が落ちないようにナンプレをやっています」(76歳・女性)という方も。
運動機能、認知機能の低下はシニアにとって死活問題。自分の健康を守るために、シニアは自分なりの工夫を取り入れながら日々の生活を送っている様子がうかがえました。
終活でいらなくなったものはメルカリで売るのが今どきのシニア
食を楽しみ、体を動かし健康ではあるものの、シニアにとって将来の自分のために気になっているのが「終活」です。特に女性の場合、着物や洋服、自宅の雑貨などの始末をしているという声が多く聞かれました。
「着物は収納場所に困るし、娘も着ないので全部買い取ってもらいました。売ったお金で旅行に行っちゃった」(78歳・女性)
「いらなくなった洋服や雑貨をメルカリで売り買いするのが、最近の楽しみです」(78歳・女性)と、始末したいものをリサイクルにまわしている人も多数見られます。
さらに「『終活』しすぎて、たんすには喪服と3日分の服だけになっちゃった。でも、これくらいがちょうどいい」(78歳・女性)という驚きのコメントも。
「終活」はなんらかのかたちで行われていて方法はさまざまですが、共通するのは、自宅にあるものを減らして家族に迷惑をかけたくないという思いでした。
※調査期間2024年3月1日~3月15日
※調査方法:アンケート調査
※調査対象:予防体操教室に通う70~80代の男女100名
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著者プロフィール
プロフェッショナルズアシラボ編集部 (戦略ビジネスチーム アカウントディレクター)長田 一秀(ながた かずひで)
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