地域創生 2023.08.04
地方企業様向けの情報発信と広告戦略

目次
SNSの利用率
企業としてのSNS活用 良い点・課題
SNS広告の活用
まとめ

SNSの利用率

スマートフォンの普及により情報発信や情報収集の方法は変わり、SNSでの情報発信や情報収取が日常となっていると思います。
各SNSの日本での年代別利用状況を見ると、LINEはインフラ化しているためどの年代も利用率が高くなっています。MetaのサービスであるFacebookは比較的年齢層が高く、Instagramは10代、20代の利用率高く50代でも約40%の利用率があります。Twitterも情報発信およびトレンドなどの情報収集の利便性から幅広い年代で利用されており、TikTokに関しては10代を中心に使用されています。
YouTubeは動画投稿型のSNSですが、全年代において利用率が高いです。一因として考えられるのは、コネクテッドTVが一般的となり自宅のテレビで気軽に楽しめることが挙げられるのではないでしょうか。

出典:総務省 令和3年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書
令和4年8月 総務省情報通信政策研究書
https://www.soumu.go.jp/main_content/000831290.pdf

企業は情報発信のためにSNSを活用していく必要があります。もちろん、どのSNSを活用するのかは各SNSの特性やユーザー層を踏まえ戦略的に実施する必要があります。
では企業のSNS活用で良い点と課題について考えていきましょう。

企業としてのSNS活用 良い点・課題

良い点

  1. 新規ユーザーにリーチできる
    第一に挙げられるのは、新規ユーザーにリーチできる点です。今までリーチできなかったユーザーに対して自社の取り組みや告知ができ、新たなファンを増やすことができます。
  2. 顧客の囲い込み
    例えばLINEで考えた場合、自社顧客にLINEの友達追加をしてもらえればDM(ダイレクトメール)の代わりとして定期的にサービスの案内ができ、顧客との接触回数を増やすこともできるため来店動機へとつながり、顧客が他社へ流れることを防ぐこともできます。
  3. リクルーティングとしても活用できる
    上記の1と重複しますが、新規のユーザーにアプローチできることで採用へとつなげていくことも可能です。

課題

  1. フォロワーが増えない
    大抵の場合、フォロワーの内訳を見てみると社員や取引企業が大半を占めている場合が多いです。そのため、新規ユーザーにリーチできていない。つまり本来情報を届けたいユーザーに届いていない可能性があります。
    前提として一般ユーザーにフォローしてもらうのはよほどの理由がない限り難易度が高いといえます。
  2. 担当者の負担増
    広報担当の方がSNSを担当している場合もありますが、全く違う業務をしている方がSNSを担当している場合もあります。そのため通常業務+αになることが多く、単純に業務が増えている場合があります。また、SNSへの投稿件数が週○回や月○回と目標が決まっていることもあり、とにかく投稿することが目的となり、ネタ探しに時間を費やしている場合もあります。理想は具体的に見てほしいユーザーをイメージしての情報発信が好ましいですが、なかなか難しい場合が多いです。つまり、本来の目的や誰へ向けての配信なのかがわからなくなっているケースもあるのです。

このようにSNSは良い点もあり、アカウントさえ取得すれば情報発信ができるので取り組みやすいですが、実施後の課題の部分でなあなあになっている場合が見受けられます。そのため懸念点としては、本来の目的がおろそかになってしまう可能性があるということです。

SNS広告の活用

上記の通り、SNSは企業にとって重要ではあるものの社内での運用がうまくいかず、ユーザーに届いていない可能性があります。
そこで、SNS広告を利用して届けたいユーザーにダイレクトに情報を伝えていくことが重要となります。エリアや年齢、興味関心などもターゲティングできるため、商圏エリアが限られている場合でも問題なくユーザーにリーチができます。また、新商品やキャンペーン、イベント告知だけではなく、SNSに投稿した内容をそのまま広告として配信できるため、通常の投稿だとリーチできていないユーザーにリーチすることも可能です。ターゲットを明確にしてSNS広告を配信していくことで、今までの投稿を見てくれる場合もあり、自分にとってメリットのある投稿だと理解したうえでフォローしてくれるといった好循環も期待できます。SNS広告には単純にフォロワーを増やすための広告もあるので、こちらを利用してフォロワーを増やしていくということも可能です。
つまり、SNS広告を効果的に配信していくことで、本来の目的から逸脱することなくユーザーにリーチしていくことができます。
※Twitter広告を実施するには認証バッジが必要です。

まとめ

SNSは多くのユーザーが利用しており、企業としても情報発信の場として非常に重要です。ただ、社内での運用ルールの整備や目的を明確にしておく必要があります。SNS広告を効果的に活用していくことで、新たなユーザーの囲い込みや、企業価値向上につなげることができるでしょう。

SNS広告について興味がある方、以前実施したけど効果がなかった方、ぜひご相談ください。現状から課題の抽出、目的に応じた広告手法をご提案し、目標達成に向け伴走させていただきます。

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著者プロフィール

プロフェッショナルズWEBマーケティングディレクター 中林 義和(なかばやし よしかず)

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