『クローズ』シリーズ30周年×『月刊少年チャンピオン』50周年記念企画プロモーション 株式会社 秋田書店

2021年1 月時点の情報です。

ファンと作品の絆を強くしたのは
クライアントとASAKOメンバーの絆。

『月刊少年チャンピオン』(秋田書店)は2020年に創刊50周年、その連載代表作で不良漫画の金字塔を打ち立てた『クローズ』もまた生誕30周年を迎える。その記念すべき年に、根強いファンのためにスペシャルイベントを開催したい。そんなオリエンで競合コンペに参加したのは2019年11月のこと。並み居る大手競合の中でクライアントの想いに応えたのはASAKOの企画だった。12月からプロジェクトが始動し、以来1年をかけてファンの心をつかむ企画をクライアントとともに考え抜き、コロナ禍でのあらゆるケースを想定しながら2020年12月のイベントへと向かっていった。

真鍋 光輔
プランナー 2014年入社

平川 慶一
プロデューサー 2005年入社

則岡 沙樹
営業 2017年入社

毎週の定例会を一年間、
クライアントとともに企画を創りあげていく。

そもそもASAKOの企画が選ばれたのは、イベントの面白さや、人を呼び込む工夫だけではなかったのではないかと全体のプロモーションを統括していた平川は振り返る。

「おそらくプロジェクトの基本的な方向性として、ファンへの感謝の想いを伝えること。これが肝だったんじゃないかな。若い頃に胸を熱くしながら読んで作品を愛してもらった人たちに対して、感謝の気持ちを伝えながら、あの頃を懐かしんでもらいたい。そんな編集部と作者・髙橋ヒロシ先生の想いと心を同じくする基本的な考えが、僕らの企画の根底にあった。そこをベースとして、さらに新たなファンを獲得し読者を広げるという流れ。その考えが受け入れられたのだと思う」(平川)

『クローズ』やその続編『WORST』は不良たちの“男気”や“絆”が感じられる男たちのドラマだ。ASAKOプロジェクトチームメンバーは、作品とファンの絆を今一度深めるべく、2020年のイベント開催に向け周年記念サイトを開設。そこでファンの期待を高めるコンテンツを掲載し、クラウドファンディングでファンとともに創りあげる参加型の企画で徐々に盛り上げながら、クライアントとともにイベント企画を詰めていった。

「コンテンツやグッズ開発、クラウドファンディング、イベント展示、ライブの準備、アド、PR…。もう、とにかくやることが多岐にわたるので、それぞれワークグループに分かれて進めてましたね」(則岡)

「そうして2019年12月から2020年12月の開催まで、毎週水曜の定例会でクライアントとやりとりする。一年間、本当あっという間でした」(真鍋)

「みんな一人何役もこなしていましたね。みんなそれぞれのパートでディレクターでもあり、オペレーターみたいなこともする。みんなで成し遂げた結果だと思います」(平川)

広告だけでは実現しなかった
ファンがファンを呼び込む施策。

『クローズ』シリーズのファンにはアスリートやタレント、アーティストも多くいる。そうした人たちを周年記念サイトに呼べたこと、そしてCreepy Nutsのライブ配信を実現できたことが成功の大きな要因として挙げられる。

「プロジェクトでは本当にいろんな方にインタビューにご協力いただけましたね。俳優のやべきょうすけさん、格闘家の朝倉さん、GENERATIONS from EXILE TRIBEの数原さん、ラグビー日本代表の稲垣さん、ヒップホップのAK-69さん、そしてCreepy Nutsさんも!」(則岡)

「『クローズ』は音楽との関係が大事だから、特にCreepy Nutsさんに賛同いただけのはよかった。このイベントのために無理言って新曲を創って披露してもらえるなんて、ちょっと凄いことだと思います」(真鍋)

「ふつうの広告契約では実現できないことも、彼らがこの『クローズ』のファンだからこそ、そしてチャンピオンの編集長に声をかけてもらえたからこそ実現できた。ふつうの広告の動きじゃできないことだよね」(平川)

「プロジェクトを進めながら、こうしてみなさんが集まってきてくれるのを目の当たりにして、あらためてこの作品の凄さに気づかされました」(則岡)

「最初これを盛り上げるためにどうするか編集長と打ち合わせしていた時、“やべさんは髙橋先生の昔からの盟友で自分も知り合いだし、ちょっと話してみましょう”ということになって、翌日僕らと一緒に打ち合わせして快諾いただけたり。そうしていろいろ声をかけていただいたんですよね」(真鍋)

「『クローズ』をハブにして、著名人のファンから紐づいて、それぞれのファンがこの作品を知り広がっていく。いい循環を生み出せたプロジェクトだったと思います。」(平川)

コロナ禍のあらゆる事態を想定した準備は
ワンチームだからこそできた。

イベントは、クラウドファンディングでファンの想いが詰め込まれた企画展示と、いちファンであるCreepy Nutsのライブ、その2つの目玉を予定していた。開催日は『クローズ』作者の髙橋ヒロシ先生の誕生日に合わせて12月と決まったが、依然コロナで揺れる世の中。ファンの期待が高まる中で、世の中の情勢を見ながらいかに実現していくか。プロジェクトメンバーはさまざまな準備を重ねた。

「コロナがどこまで落ち着くか、日々状況を見ながらいろいろ考えましたね。『クローズ』と音楽の関係は切り捨てられないので、ライブをどうするかは悩みました」(則岡)

「当初、ライブは展示会場とは別の予定だったけど、どうせ無観客でオンライン配信するなら、展示会場をそのまま使おうとか。セットとしてはこの上ない環境。結局、それがベストな環境だった。マイナスになりがちなところをプラスに持っていけたのはよかったと思う」(真鍋)

「そうそう。ライブハウスでふつうに演出する予定だったけど、真鍋君がスケジュール調整すれば展示会場でできるんじゃない?と機転を効かせてくれて。あれはハマった! 展示イベントの方は無事開催できて、1,000人の方に来場いただけましたね」(平川)

「感染者数が増えていたから、展示イベント当日に政府が自粛を発表したら…。その場合の準備もしていたんですよね」(則岡)

「本当にバックアップだらけ(笑)。でも、こうした状況をどうしたらいいのか、クライアントの方々と一緒になって考えられたので感謝しています。丸投げじゃない、ともに取り組んでくれるって嬉しいですよね」(真鍋)

「確かに。クライアントと広告会社という関係ではなく、コミュニケーションのパートナーという関係。一緒にタッグになってものを創り上げていった感じがあったね」(平川)

『クローズ』シリーズ30周年×『月刊少年チャンピオン』50周年 記念企画プロモーション
プロジェクトチーム

「個人的にはまだ経験も浅いのですが、みなさん優しく教えていただいてなんとか乗り越えることができました。そしてクライアントも含めみんなでチームになれたこと。これは貴重な経験でした。この一年でちょっとは成長できたかなと勝手に思っています」(則岡)

「いや則岡さん、めっちゃ成長したって!」(真鍋)

「プロジェクトメンバーみんなが全員フロントで取り組み、クライアントとワンチームになる。幸せな仕事だったと思いますよ」(平川)