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朝日広告社 創業100周年を記念した対談「ASAKOミライ対談」全3回が公開中です
100周年記念サイトにおいて4月より順次公開してきた 「ASAKOミライ対談」全3回が全て公開となりました。
「ASAKOミライ対談」は、朝日広告社の社員と各界の第一線でご活躍されている方との対談を通して未来を探る、100周年記念のコンテンツです。
その一部をご紹介します。
ASAKOミライ対談 第1回『広告×テクノロジー』
XRやAIなど先端テクノロジーを駆使し、新たな体験やコミュニケーションを創造する株式会社ワントゥーテン。「没頭」を生み出すクリエイティブ集団を率いる澤邉芳明社長と、ASAKOテクノロジー&クリエイティブユニットのメンバーが、これからの時代に人を幸せにするテクノロジーとクリエイティブについて語りました。
[これからの時代、幸せとは何かについての対談一部をご紹介します。]
福島
この時代、これからの時代、そもそも幸せとは何かをまず考えることですね。今の要素分解で、サイエンスとエンジニアリングの話で、今のテクノロジーって便利とか快適とか効率とかに突き進んで、究極的にはAIも出て、そのあたりは確かに結構行き着いているんじゃないかなと。今後は澤邊さんが目指す没頭だったり、感動だったり、効率とかとは違うところに目を向けていくことが重要なんだろうなと私も感じています。
澤邊
技術を突き詰めて効率化していくと、今ある話みたいに労働者が仕事を奪われるとか、ディストピア方向に行きがち。仕事が奪われても、本来ハッピーなわけじゃないですか、労働から解放されるわけだから。だけど困るってことは何が問題なのか。仕事がなかったら何するんだろ?みたいなところを突きつけられている。やっぱり、それぞれの持つ幸せって何だろうっていう考えるきっかけを作っていくっていう。難しい話だけど、その哲学に挑んでいくタイミングなんでしょうね。
全文は100周年記念サイトでご覧ください。
ASAKOミライ対談 第2回『広告×クリエイティビティ』
数々の有名CMを手がけてきたクリエイティブエージェンシー「TUGBOAT」。
その創設メンバーである多田琢さんと、手がけたCMの大ファンで広告業界を志望したクリエイティブ第一部の部長でCD・コピーライターの武田さんの対談となります。
[#子ども #分かりやすさをキーワードとした対談の一部をご紹介します]
武田
多田さんのenduraのインタビューで「思っていることをストレートに伝えることはなるべくしたくない」とありましたが、とても共感しました。例えば歌の歌詞で「愛してる」「絆だよね」と言われても、知っているよってなる。昔、詩人の先生に文章を添削してもらっていた頃に、よく大きな言葉は使うな、物で事を描けと言われていました。「幸せは近くにある」と文章で書くよりも、幸せの『青い鳥』のようにチルチルとミチルがいくつもの国を旅して最後に家に帰ってくると、そこに青い鳥がいたというストーリーで描かれたほうが印象に残るし、考えさせられる。分かりやすく、そのまま言うことは誰にでもできるし、それで伝わったら苦労ないですね。
多田
当たり前のことなんだよね。「愛」を伝えたかったら「愛」と言っちゃダメで。それは相手が掴むものだから、こちらが出しちゃだめ。見つけたときに喜びがある。クドカン(宮藤官九郎氏)が言ってたけど「愛って裏返しで出すもんでしょ」って。ストレートに言わず、違う言葉で。だから僕はクドカンを超尊敬してるんですよ。『池袋ウエストゲートパーク』のセリフも良かった。あれは、引きこもりになっていた中学時代の同級生の部屋に主人公のマコト(長瀬智也)が訪ねていったシーン。最後、帰るマコトに向かって「また、遊びに来てよ」と。そうしたらマコトは「今度はお前が俺ん家に遊びに来るんだよ」って。そこで「お前は友達だよ」なんて言ったらダサいじゃん。そういう意味を伝えるのに、どんなセリフで返せば伝わるか。友情が生まれたことは見ている人が気付くべきことで。受け身じゃなく能動的に、伝えたいところに相手の気持ちを持ってくるというか。
全文は100周年記念サイトでご覧ください。
ASAKOミライ対談 第3回『広告×社会』
個人がモノや場所、スキルなどを提供したり、共有したりする動きの「シェアリングエコノミー。」
クラウドファンディングやAirbnbなど、私たちの身近にも浸透してきていますね。
日本でシェアリングエコノミーの普及に向けた活動をしている石山アンジュさんと、弊社で様々な部署を経験し、激動の広告界を見てきた総務部 部長である土屋さんが対談しました。
[社会が変化する中で広告会社に求められも物はについての対談より]
土屋
シェアリングの進展で新しい接点がますます増え、広告の可能性も広がっていく。そうしてよりよい社会の実現に、我々も広告を通して寄与していきたいと考えています。進みゆくこの社会で、これからの広告会社に求められる役割についてご意見があればお聞かせください。
石山
そうですね、最近企業のいろんな騒動に対するリリースとかを見ても、コンプラを意識しすぎた結果とても無機質的なものが見受けられます。消費者からすると「ナカの人、ほんとに人間なんですか?」「AIが書いたの?」みたいに、さらに反感を買うケースも。ナカにはちゃんと人間がいて、熱い想いを持って消費者に向き合っていてとか、そこに人間らしさみたいなものを感じてもらえるかは、もしかしたら企業と消費者の間にいる広告会社がサポートできることなのかなと思っています。
土屋
おっしゃる通りかもしれません。企業のビジョンに共感し共に進む広告会社だからこそ、顧客や社会との良好なコミュニケーションを作ることができるものだと思っています。
石山
広告は共感して初めて記憶に残り、共感してそのブランドや企業にシンパシーを感じるもの。どう共感を生み出すかに、一番知恵を持っているのがきっと広告会社だと思うんですよね。そういう意味では、そのアドバイスを聞きたいニーズが今後たくさん増えるんじゃないかなと。むしろ共感が重要なこのSNS時代、みんなが表現者になる時代だからこそ、どういうコミュニケーションだったら、どういうデザインを使ったら分かり合えるかを広告会社は考えている。広告会社が培ってきたものが、みんなにとってとても欲しいものになっていく未来があると私は思います。
全文は100周年記念サイトでご覧ください。
普段お伺いすることの少ない社外の方と、弊社で働く方々で語り合った様子をみてご興味を持って頂けたら幸いです。